うだつの上がる町並みで「美濃和紙」の魅力に触れる旅

つるっと弾力のある「円空なた切り」蕎麦を味わう

アットホームな雰囲気の蕎麦屋さんで、お店に入ると、店主が木彫りした「円空仏」が出迎えてくれます。美濃和紙で作ったメニュー表や、地元陶芸家の器で提供される料理の数々から店主のこだわりを感じることができます。人気メニューの「円空なた切り」は粗挽き蕎麦で、きしめんのように平たく太いのが特徴。塩や郡上味噌などをつけて、つるつるっと弾力のある蕎麦を堪能しましょう。

大正期の姿を残す、レトロな駅舎と路面電車を見学

大正時代の姿をそのままに残した旧名鉄美濃駅。貴重な近代遺産のひとつで、駅舎やプラットホーム、線路からは当時の面影を感じられます。ホームに展示されている、3両の路面電車は必見。車内は自由に見たり触れたりすることができるので、運転席に座って車掌気分を味わってみましょう！木造の駅舎内には、古いレコードや鉄道グッズなどが販売されており、お土産探しにぴったりです。

神秘的な池から自然の力を浴びて、パワーチャージする

「モネの池」は、常に湧水が流れ込んでいるため透明度が高く、立ち位置や角度、時間帯によって見え方が変わります。透き通った池の中を鯉が気持ちよさそうに泳いでいる姿は、まるで絵画のような美しさです。池を撮影したり、鯉の模様に注目して楽しむのがおすすめ。神秘的な池から自然のエネルギーをたくさん吸収して、パワーをチャージしましょう◎

1,300年の伝統を誇る「美濃和紙」について学ぶ

美濃和紙の里会館では、1,300年の伝統を誇る美濃和紙の歴史や製造工程、紙すきに使う道具などが映像と共にわかりやすく紹介されています。紙をテーマとしたユニークな企画展も開催。和紙の良さや、現代と和紙の融合の可能性などを学び、和紙をより身近に感じることができます。「紙すき体験」では、職人が使う本物の道具や材料を用いて、オリジナルの和紙を作りましょう◎

個性的な装飾が施された「うだつ」がある町並み

和紙産業で栄えた「うだつの上がる町並み」は、国の「伝統的建造物群保存地区」に選定されています。「うだつ」とは火事の類焼を防ぐために、屋根の両端を一段高くして作られた防火壁のことです。現在は、和紙で作られた工芸品などが購入できる雑貨屋や飲食店があり、のんびりとした時間を過ごすことが可能。紙商家によって異なる「うだつ」に注目しながら町並み散策を楽しみましょう。

美濃和紙を通した、柔らかな灯りに癒される

美濃和紙あかりアート館には、和紙を通した柔らかな光が楽しめる「あかりアート」が展示されており、「あかりアート」製品や照明を購入できるショップもあります。常設展では、うだつの上がる町並みで、毎年秋に開催される「美濃和紙あかりアート展」を再現。幻想的な灯りがともる町並みを、気軽に体験することができます。その他にも、定期的に開催される企画展も人気です。

こだわりの「とうふちょこれーと」を味わう

築150年以上の古民家をリノベーションしたおしゃれな店内。オーガニックの茶葉を使った「とうふちょこれーと」や「煎茶」「まっちゃらて」などを、HAPPA STANDオリジナルの美濃焼のうつわで楽しむことができます。テイクアウトして、うだつの上がる町並みを散策しながら味わうのもおすすめ◎

暮らしを彩るお気に入りの美濃和紙を探す

美濃手すき和紙職人と共に営んでいる、おしゃれな和紙のお店。店内には、美濃和紙を使ったディスプレイや繊細で美しい商品が並びます。透明感と強度を合わせ持つ、風情あるデザインの「水うちわ」やアクセサリー、グリーティングカードなどを購入できます。お気に入りの美濃和紙を生活に取り入れて、ちょっと豊かな暮らしを実現しましょう。